Main Menu

「二日酔い」を予防する食べ物

飲む前に頼む!現役医師おすすめ「二日酔い」を予防する食べ物は

二日酔い

友人や同僚とお酒を飲むパーティーは楽しいですよね。飲みニケーションといわれるように、普段はおとなしい日本人にとって、お酒はコミュニケーションを円滑にする良い効果をもたらします。しかしながら、一方で、お酒を飲みすぎると急性アルコール中毒の恐れがあり、中等度の量でも二日酔いのリスクもあります。

お酒を飲んだことのある人は、二日酔いのあの不快な気分を経験したことがあるでしょう。大量に飲んだ翌朝に起こる、頭痛、吐き気、めまい、口渇感、脱力感、倦怠感、動悸、などの症状です。個人差はありますが、お酒を飲む利用が多ければ多いほど二日酔いのリスクは高まります。長いと24時間程度も続くことがあります。

最近の研究によると、アルコールの血中濃度が急上昇した後で低下し、最終的にゼロになったときに、二日酔いの多くの症状が説明できるようです。また、アルコールの利尿作用による脱水、ミネラルの喪失、そしてケトン体の上昇なども関連しています。

それなら酒を飲まなければ二日酔いにならないのでは、ということが確実にいえます。しかしながら、社会的な付き合いで飲みたいという人もいるでしょう。また、お酒が好きで飲みたいという人もいるでしょう。そういう方々のために、今回は二日酔いを防ぐための工夫についてみていきましょう。

二日酔いの予防学

二日酔いのもっとも有効な予防法は、飲むお酒の量を少なくしておくことです。エタノール量に換算して、女性や高齢者では1日あたり10グラムまで、男性では20グラムまでとするとよいでしょう。ただし、アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドを分解する酵素を遺伝的に持っていない人は飲まないほうがいいでしょう。お酒を少量でも飲むと顔面が紅潮する人です。

また、二日酔いをきたしやすいお酒の種類というのがあります。ウイスキーやウォッカなどの色のついたお酒がそうです。お酒を作るときに発生する副産物や添加物が含まれていると、二日酔いをおこしやすくなるようです。ウイスキーでは、バーボンウイスキーがリスクが高いようです。また、ビールでは、濃いビールより薄いビールの方が二日酔いのリスクが低いようです。

さらには、空腹時にはアルコールの吸収速度が速くなるので、二日酔いになりやすくなります。空腹で飲むことは避けましょう。お酒は利尿作用があるために、水分とともに、大切なミネラルやビタミンも喪失させます。ミネラルではカリウムやマグネシウムが失われやすいですね。ビタミンでは、ビタミンB群などの水溶性ビタミンが失われやすくなりますが、脂溶性ビタミンのうちでは、ビタミンAが失われやすくなります。

二日酔いを予防する食材

お酒を飲む際には、ミネラルやビタミンを豊富に含むものを前もって摂取しておきましょう。飲酒の前に、軽くでもよいので、野菜果物魚介類ナッツ豆類などを取っておくことをおすすめします。肉類も二日酔い予防にはよいですが、胆汁酸を分泌させる作用が強いので、長期的には大腸がんのリスクが高まります。特に、加工肉を日常的に食べていると大腸がんのリスクが高くなります。

さて、二日酔い予防に話を戻しましょう。食材では、特にアスパラガスがおすすめです。アスパラガスはビタミンB群や亜鉛を豊富に含んでいます。二日酔いの予防効果が示唆されています。アスパラガスを含むものを、お店で最初のメニューとして頼んでおくとよいでしょう。また、バナナはカリウムを豊富に含むので、これもよいチョイスですね。さらには、アボガドもカリウムが豊富ですので、よいといわれています。

お酒を飲む際には、お酒を連続しておかわりして飲むのではなく、グラス1杯の水とお酒を交互に飲むとよいでしょう。脱水の予防にもなります。お酒を頼む際には、冷たい水とアスパラガスバナナそしてアボガドをセットで頼んでおくことをおすすめします。

もし残念ながら二日酔いになったら水分とミネラルの摂取をおすすめします。やはり、冷たい水とアスパラガス、バナナ、アボガド、ですね。頭が痛くても、アセトアミノフェンの服用は避けたほうがよいと思います。アルコールとアセトアミノフェンを同時期に飲むと肝臓の障害が出やすいからです。




(Next News) »



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です